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ポストトゥルースの時代と向き合うことによって、ニック・スペンサーは現代において最も重要なクリエイターの一人となった

 一応念のために改めて書いておくと、私は、ニック・スペンサーという人に関しては、「キャプテン・アメリカ:サム・ウィルスン」のライターに就任したのを一読した瞬間から絶賛してきた。……のだけれども、その後も新しい仕事に接するたびに評価を上方に修正し続けており、とりわけ「シヴィル・ウォーⅡ:オウス」を読んだ今となっては……2000年代のアメコミ業界を代表するライターがジェフ・ジョンズだったのだとすると、2010年代を代表するライターはニック・スペンサーでもはや確定、とまで思うようになった。
 しかし、いざこの二人を並べてみると非常に興味深いのは、両者の存在感はちょうど入れ替わるような形で業界を覆っていることである。……改めて振り返ってみると感慨深いのは、「DCユニヴァース:リバース」のわずか一撃で、業界の勢力図が一挙に塗り替えられてしまったことだ。あのコミックを一読したときには単にその内容のよさにひきつけられただけだったのだが(実際、あれがフラッシュ史上のオールタイムベストであることには、私は一切の異論を認めません)、あれから現在に至るまでのアメリカのヒーローコミックは、完全にあの一本を中心にして動いてしまっている。
 とはいえ、当のジェフ・ジョンズ自身はと言えば、あの一本を最後に現場から撤退し、今のところコミックのライティングは全く手がけていない。……一方、マーヴルがDCにかぶせて発売した「キャプテン・アメリカ:スティーヴ・ロジャース」の創刊号は、徹底したしたバッシングにあい、ライターのニック・スペンサーは凄まじい汚名をかぶることになった。
 ほんの数年前には、業界のシェアで言うとマーヴルはDCの二倍近くまでを占めつつあったのだが、今やトントン……と言っても、マーヴルの場合はオリジナルコンテンツではないスターウォーズ関連のものを含めたものであるため(そして今のマーヴルでは、スターウォーズ関連以外のコミックは全く売れていない)、それを除いてしまったら大惨敗である。
 そのような、近年におけるDCの復権とマーヴルの凋落とは、「DCユニヴァース:リバース」と「キャプテン・アメリカ:スティーヴ・ロジャース」が同時に発売されたという出来事に、あまりにも鮮やかに象徴されてしまっている。そして、その中心にあるのは、ジェフ・ジョンズとニック・スペンサーとの入れ替わりであるだろう。
 ジェフ・ジョンズが退場しながらもその影響が広く浸透したままである業界において、ニック・スペンサーが一身に体現してしまっていること……それは、「ポストトゥルース」のアメリカを生きる、ということであるだろう。


 ニック・スペンサーという人がどのような状況に置かれているのが改めて明確になったのが、『シークレット・エンパイア』をめぐるバッシングだろう。この騒動で明らかになったのは、そもそもニック・スペンサーをバッシングしている人々は、実際に自分が叩いている対象の作品を読んでいるわけではなく、それどころか、もはやそれを隠す気すらないということだ。
 この件で叩かれていたことが何だったのかというと、ニック・スペンサーがライターを努める『シークレット・エンパイア』の5号のヴァリアント・カヴァーに登場するマグニートーがナチっぽい衣装を身に纏っている、ということである。
 改めて念を押しておかなければならないのは、ニック・スペンサーがバッシングされ誹謗中傷を受けた原因となる根拠は、ただそれだけのことでしかない、ということだ。9号までが予定されている『シークレット・エンパイア』は、騒動の時点でまだ全く刊行すらされておらず、予告されている表紙がどのような意味であるのかすらわからず、確認することすらできない時点での騒動だったのである。
 そもそもの話として、アメコミ業界でコステュームなどのデザインを手がけるのは基本的にアーティストの仕事であり、ライターがどの程度まで注文を出して要望を伝えているのかは、個々のケースのそれぞれを関係者に確認を取らなければ、はっきりとしたことはわからない。さらに言うと、本来の表紙ではないヴァリアント・カヴァーにおいては、そのためだけに起用されるアーティストに任された自由裁量の部分が大きく、結果として、コミック本編と全く関係のないようなものが描かれることもたびたびある。
 そして、いまだ刊行がスタートしてすらいないコミックの後半に関することだから、作り手の側がそこに至るまでのストーリー展開を説明することもできない……という状況にあったわけだ。つまり、あの騒動でニック・スペンサーを叩いていたのは、この程度のことすらわからない人々だったのである。この人々は、読んでもいないものを叩いているのだから、大前提として、読者ではないということになる。
 それ以上に問題なのが、この人々は、自分が読者ではないことをもはや隠そうとすらしていないということだ。その時点では誰も読むことができず、ゆえに当然のこととしてその批判が正当なものなのか誰にも検証することすら不可能な状況でも、叩いていいことになったらどれだけ叩いてもいい。
 だいたい、ニック・スペンサーは「キャプテン・アメリカ:サム・ウィルスン」のライターに就任以来、ほぼ毎号に渡って過去の「キャプテン・アメリカ」へのオマージュを盛り込み続けてきたのにそれすらわからずに叩いている人々は、現行シリーズもバックナンバーも、ともにろくに読んでいないわけだ。
 ……一方、当のニック・スペンサーはと言えば、現代におけるまさにそのような状況そのものを、自作の内に取り込んでいるのだ。


 さて、巨大クロスオーヴァー『シヴィル・ウォーⅡ』のエピローグたる「オウス」のほとんどは、スティーヴ・ロジャースの独白と回想で構成されている。そして、これが非常に興味深いのは、ここでのスティーヴの言葉が、『シヴィル・ウォーⅡ』本編でのキャロル・ダンヴァースとの衝突の果てに昏睡状態となったトニー・スタークに向けて語られているということだ。
 もともと、最初の『シヴィル・ウォー』の終結直後、スティーヴは暗殺された。その遺体を前にしたトニーが、政治的軋轢の中で押し隠してきた内面を「告白」する……という場面があったのだが、今回の「オウス」は、ちょうどその構図を反転させたものになっているわけだ。
 過去を回想しつつ、これから起きる出来事について、スティーヴはトニーに「誓い」の言葉を述べる。……一方、改めてS.H.I.E.L.D.長官に任命されることになったスティーヴの、公的な「宣誓」の言葉が語られてもいる。
 そういう意味では、この「オウス」には二重の意味があるように見えるのだが……実際のところ、このタイトルに込められた多義性は、それだけではないように思えるのである。ここで語られているのは、ライターとしてのニック・スペンサーが読者に向けて語りかける「誓い」であるとも取れるのではなかろうか。
 「オウス」においてスティーヴが回想するのは、『シヴィル・ウォーⅡ』のことだけではない。最初の『シヴィル・ウォー』以降は特にマーヴルの巨大イヴェントで内輪もめが非常に多くなっていることや、「どちらの側に君は立つのか?」などと読者に語りかけてきたこと……そして、スクラル人がヒーローたちに偽装して多数地球に潜入していた『シークレット・インヴェイジョン』でも「誰を君は信用するのか?」などと煽ってきたこと、それらを踏まえると、スティーヴの発言は、極めて過激なものであるのだ。


 I don't know when you all started to really lose touch--when you forgot who you were supposed to be fighting for--but you did.
 君たちの誰もが、いつの時点で本当に目的を見失い始めたのか――誰のために戦うことになっているのかを忘れてしまったのか――それは私にはわからない。しかし、実際に君たちがそうなってしまったことは確かだ。



 And before you knew it, all your biggest battles were with each other.
 そして、君たちがそのことに気づく以前から、君たちの大きな闘いは全て、自分たち同士の間でなされるものになってしまっていた。



 Now, you'd tell me that's not fair. That you and Danvers were both arguing about how to make the world safer--that your motives were pure.
 そう言うのはフェアではないと君なら言うかもしれない。君とダンヴァースは、双方とも、世界をよりよくするために言い争っていたのだと――その動機はピュアなものだったのだと。



 You'd say that because it's the lie you've been telling yourself the entire time.
 君がそう言うのだとすれば、その理由は、それこそが君が自分自身にずっと言い聞かせ続けてきた嘘だからだ。



 I guess you can't really be blamed, though, can you? The system you live in is so corrupt from top to bottom it couldn't help but infect you.
 だが、私が思うに、君が責められねばならないいわれなど本当はないだろう? 君がその内部にいるシステムが上から下まであまりにも腐敗しているゆえに、汚染されるほかなかったのだ、と。



 But while you were busy fighting amongst yourselves? You missed something.
 だが、君たちは内紛に勤しむ間に、見失ってしまったことがあるのだ。



 People--the nameless, faceless people you appointed yourselves the guardians of--they decided they'd had enough. They wanted to feel safe and protected, and they finally realized you don't actually have the strength to get them there.
 人々――名前がなく、顔もない人々、君たちが、自分たちはその守護者になることにした人々――彼らは、もう十分だと決めてしまったのだ。彼らは、安全であり守られていると感じたかった、そして遂にわかったのは、君たちはそれを与えるだけの強さなどというものは実際には持っていないということなのだ。



 They started to demand something better.
 彼らは、よりよきものを要求し始めた。



 ……スティーヴ、手厳しすぎる……。
 コズミック・キューブの力による現実改変によってハイドラのスパイであったことになってからのスティーヴは、知能の全てを陰謀に注いで暗躍してきたので、「こ、これは、バットマン並みの脅威だ……」などと思ってきたけれど、口の悪さもその域に達していますなあ。単に罵詈雑言を投げつけるのではなく、相手の弱点を極めて冷静に分析した上で、痛いところばかりをネチネチネチネチネチネチネチネチ突き続ける上に、正論のゴリ押しだから言われた側も反論しづらいところなどもバットマンっぽいです。
 でもまあ、これ言ったのがスティーヴだと「な、なんてこと言うの~っ? こんなん言われたら、トニーの心折れちゃうよーっ!」などと思いますが、同じようなことをブルースが言ってても、単に通常営業の範疇ですな……。
 いずれにせよ、スティーヴのダメ出しは、まだまだ続く。


 It's too late for all of you.
 もはや君たち全員は手遅れだ。



 Somewhere over the national mall while you and Danvers were beating the hell out of each other, the verdict came in. The people made their decision, and you lost.
 ナショナル・モールの上空で君とダンヴァースが互いに殴り合っていた間に、評決は下っていたのだ。人々は決断を下し、君たちは負けた。



 And I'm glad. Do you remember when the Skrulls infiltrated everything, and everyone went around asking "Who do you trust?"
 私はうれしいよ。覚えているかい? スクラル人があらゆるところに潜入し、誰もが「君は誰を信じるんだ?」などと尋ね続けていた時のことを。



 Well, now you have your answer--they don't trust any of you. They want something else entirely. Who can blame them?
 今や、答えは出たようだなだ――人々は、君たちの誰一人をも信じない。彼らは、何か完全に異なるものを求めている。いったい誰が彼らを責めることができよう?



 You call yourselves "heroes" while you waste most of your time infighting and settling petty grudges.
 君たちは自分のことを「ヒーロー」と呼ぶ、ほとんどの時間を、内輪もめとけちな遺恨の決着に費やしておきながらね。



 You call yourselves leaders while you jockey around for authority and pecking rights, trying to make yourselves look good--
 君たちは自分のことを指導者と呼ぶ、権威や序列を得るために策を弄し、自分たちの見栄えを良くしようとしておきながらね――



 --while the truth is you've completely divorced yourself from the people you claim to protect. You have no understanding of what they want or need from from you anymore.
 ――一方、真実はと言えば、君は自分自身を、自分が守ると主張したはずの人々から完全に切り離してしまったのだ。彼らが君に何を求め何を必要としているのか、もはや君は全くわかっていない。



 And I know what you would say to that--that for all your mistakes, you've saved the world countless times over. But look around you--
 わかっているよ、それには、君ならこう言うだろうなー―多くの間違いがあったとしても、この世界を数え切れないほど何度も繰り返し救ってきたじゃないか、と。だが、周りを見て欲しい――



 --does this world look saved?
 ――この世界が、救われているように見えるかい?



 People are afraid, yes, everyone keeps saying this--and it's been true for a very long time. But now--
 人々は恐れている、ああ、誰もがそう言い続けてきたね――そして、それは長い間に渡って、真実だった。だが、今や――



 --now, they're angry.
 ――今や、人々は怒っているのだ。



 「この世界が、救われているように見えるかい?」と言ったときのスティーヴの、人を馬鹿にし蔑みきった表情と仕草は腹立たしすぎることこの上ないので、一見の価値があります。
 ……まあ、それはともかく、ここでスティーヴが語っている手厳しい言葉は、惨憺たる評判だった『シヴィル・ウォーⅡ』に対して不満を述べた読者の言葉と重なり合う部分が多々あるものであるわけだ。
 とはいえ、マーヴルの巨大イヴェントのありがちなストーリーは、『シヴィル・ウォーⅡ』以前から似たようなものではあった。『シヴィル・ウォーⅡ』の場合は製作スケジュールの酷い遅延なども相まって不満が高まったわけだが……何年も前から似たようなことをやってきたはずなのに、マーヴルのヒーローものが売り上げまで含めて急速に落ち込んだことには、マーヴルの外部にも要因があるはずである。
 「オウス」で述べられる言葉が、現実の読者へ向けた「誓い」でもある、三重の意味を持つのならば……仮にこれが正しければ、ここでスティーヴが語っている、人々がマーヴル・ヒーローにソッポを向けて求め始めてしまった'something better'あるいは'something else entirely'なるものも、現実世界に実際に存在している、具体的な何かであることになる。
 そう、「オウス」という言葉に、読者へと向けたニック・スペンサー自身の「誓い」という意味があるのであれば……ここにあるのは、「DCユニヴァース:リバース」に対する、事実上の敗北宣言なのである。
 ユニヴァース全体の中枢にある大規模なクロスオーヴァーを中心に見ると、マーヴルがヒーローたちの陰惨な内ゲバを描き続け、DCが王道ヒーローを正面から堂々と描ききろうとするような傾向は、だいぶ以前から続いてきた。にもかかわらず、マーヴルの方が売り上げ面では大幅にリードしていたのが……やはり、水面下では読者の不満は募っていたのだろう。『シークレット・ウォーズ』と『シヴィル・ウォーⅡ』が連続してこけたこともあり、一方で「DCユニヴァース:リバース」がアメコミヒーローの過去の遺産を全肯定しつつ、王道ヒーローを正面から直球で描きつつ、なおかつ人間の精神のポジティヴな面を何のてらいもなくうたいあげて大成功したとき、実は危ういところにあった均衡は、一挙に崩れてしまった。
 「オウス」の後半で明らかになるのは、近年のマーヴル・ユニヴァースで起きた事件を批判的に回想するスティーヴの言葉が、これから始まる『シークレット・エンパイア』につながっていることである……ということは、だ。このコミックが、ライターとしてのニック・スペンサー自身にとっての「誓い」でもあるならば、自身がこれから語ってみせる『シークレット・エンパイア』は、手厳しく全否定された近年のマーヴルのクロスオーヴァーとは全く違ったものにする、ということなのではなかろうか。


 仮にこれが正しければ、こういう人材に大きな仕事を任せるマーヴルもまだ死んではいないと思えるのだが……遂に始まった『シークレット・エンパイア』の冒頭あたりを一読した限り、やはりこれは傑作になりそうな予感がするのである。
 ストーリーの発端となるのは、世界各地で巨大な危機が同時に勃発する非常事態だ。その混乱状態の中で、S.H.I.E.L.D.長官であるスティーヴ・ロジャースが、危機回避のために、アメリカの軍隊および法執行機関の全権を掌握する。だが、スティーヴの指揮下によって全ての危機が解決され平和が回復されたかに見えたまさにその時、各地で一斉に放棄したハイドラによって、アメリカの主要な拠点が一挙に制圧されてしまう……。
 こんな風に始まる序盤の展開は非常に面白く、是非このテンションを持続していってもらいたいのだけれども、一方で、徐々に明らかにされつつある現状のスティーヴの設定は、非常に興味深いのみならず、アメリカの現状とリンクする部分もあるように思える。
 実は、「シヴィル・ウォーⅡ:オウス」の時点で、スティーヴは、自分がコズミック・キューブの影響下にあることを自覚していることが示唆されていた。読者が知る、これまでマーヴル・ユニヴァースで描かれてきたスティーヴ・ロジャースがなしてきたことの記憶を全て保持しつつ、その人格を「彼」と呼んで、自分とは別の存在と見なしていたのだ。
 『シークレット・エンパイア』の冒頭で明らかにされたのが、これにまつわる事情だ。……コズミック・キューブによって改変された歴史においては、もともと、コズミック・キューブを開発し兵器として利用したのは、連合国側の方だった。第二次大戦の敗色が濃厚であった連合国が、コズミック・キューブによって歴史を改変した結果としてできたのが現在の世界である……つまり、スティーヴは、コズミック・キューブによって人格を記憶ごと変えられたのではなく、改変前の世界の本来の記憶を取り戻したのである(……と、少なくともスティーヴ本人は信じている)。
 この設定が非常に興味深いのは、前提として確固たる正史の世界があり、そこから外れる記憶が洗脳によって捏造されているのではないと言うことだ。真実の歴史と偽の歴史の境界が絶対的に確定されているのではなく、マーヴル・ユニヴァースのこれまでの歴史とハイドラの隠された歴史のどちらが「真実」であるのかを確定する証拠は今のところ存在しない、つまり、その違いは相対的なものに過ぎない。
 要するに、現状の設定とは、アメリカとハイドラとが、互いの覇権を争う過程で、コズミック・キューブの力によって歴史そのものを書き換えあっている、というものなのである。そして、その中心点にある存在こそが、スティーヴ・ロジャースに他ならないわけだ。
 つまり、ここでは、明確な「真実」がどこかに存在し、それを基準として真偽が確定できるという世界観そのものが解体されていることになる。そしてこれは、「ポストトゥルース」と呼ばれる現在の世界をそのまま反映したものであるだろう……(ついでに言うと、先ごろ完結したアラン・ムーアの大作『プロヴィデンス』も、想像力こそが現実を規定する、それどころか、現実そのものを構成し時に書き換えすらすることを描き出していたわけで、同時代的なテーマを共有しているのだと言えよう)。
 改めて考えてみると、マーヴル・ユニヴァースがマーヴル・ユニヴァースとして確固たる同一性を保ち続ける条件、そのアイデンティティを、どれだけ時代や状況が変わろうとも確定させるものは、ただ一つしかない。「スティーヴ・ロジャースの信念」がそれである。
 そういう意味では、マーヴル・ユニヴァースをポストトゥルースの世界に投げ込むためには、それを取り除いてしまうことは、むしろ必要不可欠なことであったことになる。そんなことを考えるにつけ、『シークレット・エンパイア』の今後の展開には改めて注目しなければならないと思うのであった。









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コメント

更新ありがとうございます、Howard Hoax様。
シークレットエンパイア、始まりましたね。前々からHoward Hoax様の紹介(というのもニックスペンサー期だけでなく
氏のキャプテンアメリカのススメを含めて)もあり、着々とキャプテンアメリカ両誌を読んでいたので非常に楽しんで読めております。

>スティーヴの、人を馬鹿にし蔑みきった表情と仕草は腹立たしすぎることこの上ない
全体的に「シヴィル・ウォーⅡ:オウス」でのアートは雰囲気と相まって恐ろしくも儚く、「ニックスペンサーも凄いけど、ロッド・レイスすげぇ」という感想を抱きました

今回のエントリでの指摘の「マーヴルの現状に対する痛烈な批判」は、「シークレットエンパイア1」でも最後の演説でも言及されていたので、「シークレットエンパイアって今までのマーヴルの大規模イベントに対する批判でくのか」
と思っていたのですが、まさかすでに「シヴィル・ウォーⅡ:オウス」でその布石があったとは……

それと同時にそれと併せて気づいた私見としてはニックスペンサーって実は、現状批判だけでなく、ジャックカービィ的なものも復活させようとしてるのでは?っと疑問に思う日々です。
というのも「シークレットエンパイア0」での「ヒドラの力の源」と呼ばれていた場所のアートがあきらかに、「ジャックカービィ的なもの」が鎮座し、
ヒドラのファザーが語る「A LOST city of the wicked and the abandoned」といったのと、「シークレットエンパイア1」でのメインアートの中央に位置するスパイダーマン、つまり「スタンリー的なもの」があります。
今までマーベル・ユニヴァース全体を揺るがしてきたものの多くは「スタンリー的なもの」であるため、揺るがしたり変えると宣言しても、また元の状態に戻ってしまっていたと考えていきますと、

マーベル引いては、ヒーローというものの源流の一つであるキャプテンアメリカが事態を積極的に引き起こせば「変わらざる」得ないと思うのです。

また、

>ここにあるのは、「DCユニヴァース:リバース」に対する、事実上の敗北宣言なのである。

ニックスペンサーの今までのライティングを読んでいると現実に起こったことの反映もあるので、「ダークサイド・ウォー」のことも反映しているのではと考える所存です。


あと、快進撃を続けているDCコミックスはDCコミックスでNew52のスーパーマンの雑な扱いは個人的に納得はしていないので、ちょっと大丈夫かなっと心配はしています。
もちろん、トムキングやスコットスナイダー、ジョシュア・ウィリアムスンのライティングは素晴らしいんですけどね。
ボタンでのライティングの成長速度は舌をまくレベルですよねぇ。

>アラン・ムーアの大作『プロヴィデンス』

……ちなみにこの作品のエントリって出す予定ありますか? 有料でもいいのでぜひ読んでみたいです。

次回も楽しみにしています!

Re: タイトルなし

 シークレットエンパイアは、夏に終わるとかの状況も合わせて考えると、ユニヴァース全体に改変がかかるやつかもしんないですねえ。……そういうことを考えると、実はこれ、DCで参照されてるのは「フラッシュポイント」なんじゃないかという気もしてるんですよね〜。
 だから僕の予想としては、本来のスティーヴが復活するんなら、母ちゃん絡みなんじゃないかなーと。それと、スペンサーが担当した「キャプテン・アメリカ」両誌を読み返してると、そうとう念入りに伏線が敷かれてることに改めて気づかされるんですよね……どうも、今のクラーケンの中身、スティーヴの父ちゃんくさい感じがしますし……。
 アラン・ムーアの「プロヴィデンス」は、まとまった文章を書きたいとはずっと思ってるんですが、あれは相当な難物ですねえ。各章で元ネタのラヴクラフトの小説との細かい比較検討が必要なだけでなく、各章ごとに何冊も参考文献を読んでいかないと細部で何が起きてるのかわかりません。……というわけなので、いつ書けるのかは完全に未定です……。

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